人生を楽しむ

やりたい事があるけど、今は忙しいしいずれまたそのうちに・・・なんて風に思っていて、そのままずっとやれないままになってしまうなんて事は誰にでもあることだと思います。

海外旅行に行きたいんだけど、仕事があるしお金もかかるから今は行けない。でもいつか行こう、なんて先延ばしにしてかれこれ10年経ってしまった、なんてぐあいです。

私など自分で書いた字が読めないという、まれにみる字下手なため、いつかペン字を習いたい、と思ってたらいつの間にか20年も経過してしまいました(^^;;

「いつか・・」なんて、案外やって来ないものです。

あれもやりたかった、あそこに行きたかった、こんなことをやりたかった、いつかやりたい、なんて言ってるうちにいつの間にか体力も気力も衰え、お金や時間があってもできない状態になり、そして死の間際で

「なんであの時やっておかなかったのだろう」

なんて後悔しても後の祭り。

一生かかって必死で貯めた、命より大切なお金も残念ながらあの世には持っていけません。

「人生は死ぬまでの暇つぶし」とか「一生かけての思い出づくり」なんて言いますが、人生にそもそも意味は無く、それは体験する事、体験を味わう事が人生なのかも知れません。

恋愛し、結婚し、家庭を築き、あるいは離婚をし、旅行に行ってきれいな景色を眺め美味しいものを食べたり、逆に強盗にあったり事故にあったりするのも全て体験をしているだけです。

それは人生という壮大なテーマパークで、ジェットコースターに乗って恐怖を味わったり、恋人と観覧車に乗ってイチャついたり、回転木馬でゲーゲー吐いたりして楽しんでいるようなものなのでしょう。

私が大東流を習うことになったきっかけは、たまたま見学に行った時に師匠に「やるでしょ？」言われ半ば強引に入門する流れに逆らえず「ハ、ハイ」と言ってしまった事でした。

ハイとは言ったものの、後で「しまった！」と頭を抱えてしまいました。

なにせ自宅から道場まで片道100キロもあったので、習うにしても何かと大変だったのです。

直感的にというか、流れに乗ったというか、今となってはそのおかげで良くも悪くもいろんなおもしろ体験をすることになり、多くのご縁にも恵まれる事にもなりました。

やらずに後悔するよりも、やって後悔する方が気が楽です（笑）

いやいや、実にありがたい事であります。